CloudFormationパラメータ
スタック作成時のパラメータリファレンス
CloudFormationパラメータはスタック作成時に設定され、スタックを更新することで変更できます。
パラメータ一覧
| パラメータ | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
| MyResourcePrefix | sample | すべてのリソースの命名に使用されるプレフィックス |
| MyToken | YourLicenseTokenHere | LightFile6ライセンストークン |
| AclValue | public-read | 最適化された画像に適用するACL |
| BackupAclValue | private | バックアップ画像に適用するACL |
パラメータの詳細
MyResourcePrefix
型: 文字列
デフォルト: sample
必須: はい
すべてのリソース(S3バケット、Lambda関数、IAMロール)の命名に使用されるプレフィックス。
例:
- プレフィックス:
my-company - 作成されるリソース:
my-company-lightfile-test(テスト用S3バケット)my-company-lightfile-backup(バックアップ用S3バケット)my-company-lightfile(Lambda関数)
重要な注意点:
- 一意である必要があります - S3バケット名はグローバルに一意
- 使用可能な文字 - 小文字、数字、ハイフンのみ
- 推奨事項 - 短く、しかし説明的なものにする
MyToken
型: 文字列
デフォルト: YourLicenseTokenHere
必須: はい
LightFile6ライセンストークン。
形式:
username!base64_signatureまたは有効期限付き:
username~YYYYMMDD!base64_signature例:
mycompany!AbCdEf123456789/+==
mycompany~20251231!AbCdEf123456789/+==注意事項:
- ライセンス提供元から取得
- 無効なトークンはLambdaによる画像処理を妨げます
- トークン検証はLambda起動時に行われます
AclValue
型: 文字列
デフォルト: public-read
オプション: private, public-read, public-read-write, authenticated-read, aws-exec-read, bucket-owner-read, bucket-owner-full-control, _keep
最適化された画像に適用するACL(アクセス制御リスト)。
一般的な値:
public-read- 誰でも画像をダウンロード可能(公開Webサイト用)private- バケット所有者のみがアクセス可能(プライベートコンテンツ用)_keep- 最適化前の元のACLを保持
推奨事項:
- 公開Webサイトの画像には
public-readを使用 - 内部/機密画像には
privateを使用 - 既存の権限を保持するには
_keepを使用
詳細はACL設定を参照してください。
BackupAclValue
型: 文字列
デフォルト: private
オプション: AclValueと同じ
バックアップバケット内のバックアップ画像に適用するACL。
推奨:
- 特別な理由がない限り、常に
privateを使用 - バックアップ画像は通常保護されるべきです
詳細はバックアップ設定を参照してください。
パラメータの変更方法
CloudFormationパラメータを変更するには、スタックを更新します:
AWSコンソール経由
- CloudFormationコンソールに移動
- スタックを選択
- 更新をクリック
- 現在のテンプレートを使用を選択
- パラメータを変更
- 次へ → スタックの更新をクリック
AWS CLI経由
aws cloudformation update-stack \
--stack-name my-lightfile-stack \
--use-previous-template \
--parameters \
ParameterKey=MyResourcePrefix,UsePreviousValue=true \
ParameterKey=MyToken,UsePreviousValue=true \
ParameterKey=AclValue,ParameterValue=private \
ParameterKey=BackupAclValue,UsePreviousValue=trueスタック更新時は既存のリソースに影響を与える可能性があります。特にMyResourcePrefixの変更は新しいS3バケットを作成するため、データ移行が必要になります。
設定例
公開Webサイト用
MyResourcePrefix: mywebsite
MyToken: mycompany!AbCdEf123456789/+==
AclValue: public-read
BackupAclValue: privateプライベートコンテンツ用
MyResourcePrefix: internal-images
MyToken: mycompany!AbCdEf123456789/+==
AclValue: private
BackupAclValue: private既存ACL保持
MyResourcePrefix: myapp
MyToken: mycompany!AbCdEf123456789/+==
AclValue: _keep
BackupAclValue: privateベストプラクティス
命名規則
プレフィックスには組織名やプロジェクト名を使用することをおすすめします:
- ✅
acme-corp,project-alpha,webapp-prod - ❌
test,my,a(汎用的すぎる)
セキュリティ
- 公開する必要がない画像には
privateを使用 - バックアップは常に
privateに設定 _keepを使用する場合は、元のACLが適切に設定されていることを確認
トークン管理
- ライセンストークンは安全に保管
- 有効期限付きトークンを使用する場合は、期限切れ前に更新
- 本番環境と開発環境で異なるトークンを使用することを検討