使用状況レポート機能
統計情報とエラー情報の自動レポート
LightFile Batchは、利用状況の統計的な把握と、ユーザーサポートを円滑に進めるために、実行結果から統計的な情報と、エラー情報、そしてエラーが発生した特殊な画像ファイルをクラウドにレポートする機能を持っています。
レポートされる情報
LightFile Batchは以下の情報をクラウドに送信します:
1. 統計情報
- 処理件数 - 最適化されたファイル数、スキップされたファイル数
- 削減量 - 最適化による合計ファイルサイズの削減量
- 処理時間 - 画像形式別の平均処理時間
- ファイル形式 - 処理された画像の形式(JPEG、PNGなど)
2. エラー情報
- エラーの種類 - データエラー(画像ファイルの破損など)、システムエラー(ファイルアクセスエラーなど)
- エラーメッセージ - エラーの詳細な内容
- 発生件数 - 各種エラーの発生頻度
3. エラーサンプル(Specimen)
エラーが発生した特殊な画像ファイル(最大200KB)をサンプルとして送信する場合があります。これにより、問題の原因を特定し、将来的な改善に役立てることができます。
注意: 個人情報や機密情報を含む画像を処理する場合は、レポート機能を無効化することをお勧めします。
外部通信について
レポート機能を使用すると、AWS(Amazon Web Services)のサービスに対して外部通信が発生します。
- 通信先 - AWS Lambda(クラウドサービス)
- 通信プロトコル - HTTPS(暗号化通信)
- 通信タイミング - LightFile Batchの実行中および終了時
プロキシ環境での使用
プロキシサーバー経由でインターネットにアクセスする環境では、以下の環境変数を設定することで、プロキシ経由でAWSサービスにアクセスします:
# HTTPプロキシの設定
export http_proxy=http://proxy.example.com:8080
export https_proxy=http://proxy.example.com:8080
# 認証が必要な場合
export http_proxy=http://username:password@proxy.example.com:8080
export https_proxy=http://username:password@proxy.example.com:8080レポート機能を無効にする
プライバシーやセキュリティ上の理由、またはネットワーク環境の制約により、レポート機能を無効にしたい場合は、--no-report オプションまたはYAML設定ファイルで無効化できます。
コマンドラインオプションで無効化
# レポート機能を無効にして実行
lightfile-batch /path/to/images --no-reportYAML設定ファイルで無効化
report:
skip: true詳細は YAML設定ファイル - レポート設定 を参照してください。
レポート機能と個人情報
レポート機能では、以下の情報を送信します:
- ライセンス情報 - ライセンストークンに紐づくユーザー名
- 統計情報 - ファイル数、サイズ、処理時間などの数値データ
- エラー情報 - エラーメッセージとエラーの種類
- エラーサンプル - エラーが発生した画像ファイル(最大200KB)
ファイルパスやファイル名は送信されません。ただし、エラーサンプルとして画像ファイル自体が送信される可能性があるため、機密性の高い画像を処理する場合は --no-report オプションで無効化することをお勧めします。